StudioSweet-撮影日報

StudioSweet(磯子通信企画):映像制作業界の隅っこにいる小間使いで構成されています、現在も一部のイベント映像撮影編集に関わっています。

撮影技術屋さんの移動

普通のテレビ番組やPVなどは演出と撮影技術がロケ現場へ一緒に車で移動する事もあります。

時に同じ車両で移動するのですが、こんな時カメラはどうしていると思いますか?

カメラマンがカメラを抱えていたり、アルミバック・専用ケースにいれて車に積み込みますが、ADを勤めた時の撮影技術屋さんのワゴン車には、テレホンカード専用の携帯電話を積んでいて、三脚ベースを車に直に取り付けていたんです、それに今の様な薄くて軽い携帯が無い頃です。

この様な専用携帯は出演者を含めて移動する「大型移動ロケバス」についていた筈です。

「移動ロケバス」社も分業制ですので、それなりに大きな業者は民放TV局含めて「御用達」の所がありましたが、ある社では「運送法違反」が指摘されて、当時はニュースにもなりましたが。

流石にこの撮影技術屋さんは、PVなど演出屋・出演者と帯同するだけに細かいサービスにびっくりしたものです。


話を戻しますが、ドッカブルカメラは「VTRもついた精密機械扱い」ですから、車の振動もあまり良くないと考えます。出来ればカメラを抱えるスタッフも欲しいのですが、そこまで行かないのが現状でしょう。ですから専用のカメラケースにはきっちり収まる様にウレタンが入っています。しかしそれだけで過信していると・・・


時にロケ先でレンズも取り替えたりしますし、当時は当方は小間使いとしての照明機材の設置やバッテラを持って出演者や撮影対象を間接的に当てたりしてましたが。

本格的にここまでいけば、再生用モニターもロケ機材に入ってきますので、移動機材としてはそれは相当なものです。

CATV局の自主コミュニティ番組だと営業、編集も兼ねながら撮影技術をこなして行きますから、かなり神経磨り減らす配慮が必要なんでしょう。

また他局の番組を買い受けたり、市の広報代わりとなっている番組も多く、現状デジタル化でCATV局の多くも3セクや合併もならざるならない局もあるだろうと思いますが。


以前に書いた記事でスタジオでの撮影で関わったVEのPV撮影、ジブクレーンを使ってモノトーン調に作られたPVも、カメラ側で色温度を調節して作られたものです。