StudioSweet-撮影日報

StudioSweet(磯子通信企画):映像制作業界の隅っこにいる小間使いで構成されています、現在も一部のイベント映像撮影編集に関わっています。

元々の家庭用ビデオの普及は

元々家庭用民生ビデオはSONYの「β」とビクターの「VHS」で競合していました、これは皆さんご存じだと思いますが、傍系のメーカーで2/3など面白い規格もありましたが結局はこの2つの規格が競っていました。

アニメファンが最初「β」に飛びつきましたが、アダルトビデオの流通の多さで一般的になり「VHS」陣営が残った経緯があります。

「β」はVHSよりも画質が良く、アニメーション原色の記録で多くのアニメファンが発色の良さもあって「β」を支持したものでした。

当方も元々ビデオデッキを入れたのが「β」、レンタル屋ではもう「VHS」が多くなった頃、最初に手に入れた映像機器、民生ビデオデッキが「β」でしたから、時代錯誤も良い所でしょう、しかし後にレンタル落ちの「β」作品が安く手に入った事もあって、未だに民生用として手元に「β」デッキは残してあります、最初の「βデッキ」とは違いますが。

「β」が記録速度が速くなり放送用の「βカム」となり、メタルテープで「βカムSP」となりました。未だにβカムが映像制作業界で主流なのは、NHKを含め映像制作底辺まで行き渡ったそう言った事情もあります。

10数年前の婚礼撮影事情を申せば「ドッカブルカメラ」は少なく、当時はSONY DXC M-3や同じくDXC-3000(3CCD)、ビクターのKY-1900などのVTRが付いていないカメラヘッドを使ってポータブルVTRを2台回して撮影しておりました、その頃の手元にビクターの業務用カメラヘッドKY-15を持っておりました、その後のSONY EDC-50からBVW-400と変遷していきました。ちょうど「婚礼ビデオバブル期」でしょうか。

個人的に放送業務機はデジタルβカム以降は触っておりませんが、BVW-400Aまでは経験してきたものとして、最近のDVCAMは面白いものでもありますが、「主に演出系制作カメラ」と言う事もあって苦戦しています、ようやく大型フード・テレコンまでを入れていますので、結構投資したでしょうか・・・以前のセミプロ機SONY EDC-50よりは安くついてはいますが、編集機周りがべらぼうになりそうです。

暫くはこの体制ですが、今はHDDマルチ機の操作を頭に入れる作業が日々続いています、これが即お金に繋がらないのがフリーランスの泣き所でしょうか。

でも作業している時が一番に楽しい時でもあります。